薫衣草荘の住人











「森永さん…?大丈夫?」








「え…」








「なんだか、作風が乱れてない?」








「あ…すみません、描き直します…」








頭がボーッとする。








やはり、熱は下がっていなかったのかもし








れない。








でも、そんな事言ってられないし…








そう思った時だった。








突然、目の前が霞んだ、








「きゃーっ!森永さん!」








どうやらアタシは、倒れたようだ。
< 42 / 53 >

この作品をシェア

pagetop