明るく咲く桜…
隣から聞こえる寝息。

明蘭は沖田が寝たのを確認すると,そっと布団から出て縁側へ行った。

明「月が綺麗だなぁ…ねぇさっきからずっと上にいるの分かってるんだけど。」

シーン

明「はぁ…どんだけ下手くそなんだよ!下手すぎて呆れる!」

山「下手くそやないわ‼︎」シュタッ

明「あれで今までよく監察方の仕事出来たね。」

山「はぁ⁉︎…って、どうして俺が監察方って分かってるん⁇」

明「未来から来たって言ったでしょ。山崎丞さん。」

山「な、名前まで分かるなんてすごいな‼︎」

明「どうせ土方さんに見張りしろとでも言われたんでしょ。」

山「ああ、そうやわ。」

明「山崎さんも大変ですね。」

山「丞でええで。」

明「え、いや、でも…」

山「もう俺らは仲間やから、ええやろ?」

明「な、仲間?」

山「そやで。土方さんも見張れとか言うとるけどちゃんと信じとるで。」

明「来た時から思ってたけど、ここの人達は優しいよね。」

山「未来では違うんか?」

明「うん。此処よりもっとずっと汚い世界。自分と違ったら何もかも否定して、力で抑えつけるだけの悲しい世界。」

山「そうか。でも此処は未来とは違うんやからな。」

明「どうゆう事⁇」

山「此処におる人達はみんな優しいから,甘えてええんやで。好きな時に笑って好きな時に泣いて。みんな受け止めてくれるからな。明蘭にどんなの過去があっても。」

明「丞ありがとう。もうちょとみんなを信じてみる。」

山→丞に変えます。

丞「おう‼︎頑張ってな。」



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