合わなくても一緒にいられるんです。
我儘でごめんなさい。
はぁ…。
昼休み友達に話したから少し気持ちが楽になりましたが……放課後また気分が落ちそうです。
だってー……。
「えー…、私はあの場面よりあの時の…!」
「俺はあの場面のが…!」
っ……!
あぁ…やっぱり千夏くんは朱理ちゃんのことが好きなんですね…。
だって、あんなにも優しそうに相手を見ているんですもん
わたしには、みせない…。
だって、わたしは千夏くんの話を聞くしか出来ないから…あんな風に言い合いなんて出来ないから…。