合わなくても一緒にいられるんです‹続›
それから数時間ー…。
何故でしょう、千夏くんの機嫌が一向に悪くなっていっているような…。
あぁ…隣にいるわたしの女友達のことを無視してわたしを睨みつけるのやめてください…!
胃が…!
「もしかして千夏と知り合い……?」
ピクッー…!
隣に座っていた男の人がわたしの耳元でこっそり言ってきた。
「し、知り合いというか、なんというか…」
ごにょごょと口を濁してどう言い訳をするか考えているといるとーー…
「あっ、もしかして元カレ…とか?」
「ゴホッ!ゲホッ…!ゲホッ!……い、いや、あの、これは……!」
動揺しすぎです、わたし!