合わなくても一緒にいられるんです‹続›
ふっ、とわらって千夏くんをみつめる。
「わたしは、優しい千夏くんを好きになりました。困っていた私を助けてくれた千夏くんを。
…わたしは、アニメはあんまり観ません。それでも千夏くんの話を聞くのは好きです。
趣味が違っても、私のことを好きでいてくれますか? 」
そう…。
お互い趣味が違うから合わないから好きになってもらえない、そう思ってた。
でも、違うんだってわかったんです。
ただ傍にいられたら、
それだけで幸せなんです。
「好きだ。性格や趣味、色んなことが例え真逆だとしてもそれでも、傍にいたいと感じたんだ。それでも、好きなんだ。」