友達の次は。
長かった夏休みの補習も今日までで、私たちにとっての夏休みが始まろうとしているのに、私は夏をエンジョイする彼氏がいない。
「はぁー…。きっと私は孤独死するんだ。きっとそうなんだ」
「ちょっとー。ようやく補習が終わってうちらの真の夏休みが訪れようとしてるのに暗いこと言わないでよ」
お昼ご飯を食べている時、私がポツリと言った一言に親友の三谷かなこがムスッとした顔をしながら言った。
「だって、、だってかなこ!!自慢ではないけれど、私はこの17年間恋をしたことのない人間なんだよ。おかしい、絶対おかしいよ!何か恋愛器官を欠陥して生まれてきたに違いない」