さようならマミー！

第1章－２

さようならマミィー！
　スムーズに着地したジャンボから吐き出される乗客の一人となり、税関へ、
税関の人混みの中で麻薬犬が歩き回る。その麻薬犬は、ペットでない。話かけ
るには、犬の仕事を邪魔する行為になる。知らぬ振りをする。税関を越え荷物
を受け取り、国内便の発着所に徒歩で、日本の空港と比べ大変大きな飛行場だ
と感じた。アメリカは、大きな国だと空港から推測出来る。日本とは、全く違
うと、
予定通りにフロリダのオーランドへ到着、空港でレンタカーを借りてオーラ
ンドの南に位置するキシミーに向かう、BBのモーテルにフォードの小型車を止
める。日本から予約していた通りにレンタカーは、手に入れた。モーテルは、
飛び込みで問題なくゲット出来た。支払いは、１週間にした。全額キャッシュ
で支払った。フォードのトーラスは、大衆車、アメ車と思えない程コンパクト。
一人で利用するには、問題ないだろう。長距離運転をする事がないだろうから、
これで充分満足出来る。会社経費として落とす事も抵抗感がない。
部屋は、２ベッド、シャワー室、TVが置いてある。室内から電話も出来る。
時差を計算すると日本の事務所は、午後１時過ぎになる。事務所へ長距離電話
で連絡する。宿泊地の住所、電話番号、ホテル名を伝える。
シャワー室に入り、シャワーをする。お湯も沢山でる。シャワー終えて、素っ
裸で、荷物を解き、TVのスイッチを入れる。早い英語なので理解出来ないニュ
ースが流れている。ローカル放送では無さそうだ。素っ裸から、開いているス
ーツケースからパンツを取り出しそれをはき、ベットに潜り込むが時差の為に
眠る事が出来ない。外は闇である。時折通る車の音が聞こえる。眠りを妨げる
程でもない。成田で購入したオールドパーをストレートで飲む、その勢いで眠
る。カシオのG-ショックの時計を朝７時にアラーム設定をしておいた。部屋の
目覚ましも同じ時間に、ウィスキーのオールドパーの勢いにより安心して眠れ
る事が出来る。

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