さようならマミー!
第1章-5
さようならマミィー!

出されたステーキを食べ終えそして中年女性に話しかけた。

私 :お幾らですか?

女性:明日の朝は、何時に朝食をするのか?

私 :はぁ?明日の朝?

女性:そう明日の朝は、何時に朝食をするのか?

私 :7時半頃かな?

女性:7時半、解った。歯磨きして寝なさいよ、それとランチは、持って行く 
   の?

私 :ランチ、朝食じゃなくて、今食べたのは、幾らですか?

女性:お休み、又明日、一人で起きるんだよ。

  一体どうなっているのか?明日の朝に今夜の夕食代金も一緒に払えって事な
のか?理解出来ない流れである。客の寄りつかないレストランだから集客の為
に誘う独特のやり方なのか?お金を取る気持ちが全くない。食べたステーキに
問題ありなので、支払いさせない手段なのか?それなら明日の朝来るようには、
言わないないだろう。不思議な時間が過ぎ、その余韻が残るままに木造のレス
トランを後にする。暗くなった441号線を北上する。この道に面して私の泊
まるモーテルに、明日の朝食をそのモーテルで断る必要がある。明日の朝に7時
半8までにあのレストランに行かなければならない。モーテルのフロントで朝
食をキャンセルして部屋の鍵を受取り、シャワーを始める。シャワーをしなが
ら先ほどの中年女性を思い出しながら、

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