召喚魔法失敗しました!?


鼓動が高鳴る。


甘い甘いこの空気に私は段々と、とろけていく。


も、もしかして……このまま告白?


それとも……



『明日はお前の正念場だ。張り切って行くぞ。その前に学校の試験も今日だろ?』



少年……場?


いや、私女の子だし。


そんなガサツだからって男の子扱いしないでよ。


それに、試験って…………



「ああ!!すっかり忘れてたっ!!」



ウィリーの顎に頭突きを食らわしながら、カバっと立ち上がる。





< 212 / 277 >

この作品をシェア

pagetop