召喚魔法失敗しました!?


ウィリーの額に文字が浮き出てきて、ゆっくりとその額をくっつけてくる。


ひんやりと冷たい。


そして大好きな花の香り。



『許されない恋をした俺をどうか許してほしい』


「いいよ……だから――」



私の傍にいて。


そう続けようとした私の口をウィリーがキスで塞いだ。


甘い甘いとろけるようなそんなキス。


なぜか涙が溢れてくる……


止めたくても止められない。





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