君に恋したセカイで僕は





「きれい。」






思わず口から漏れてしまった。


思考がとまる。


さっきまで何考えていたっけ。


でもすぐにそんなことをどうでもいいと思える。



それくらいきれいな女性。




ロングに茶髪の彼女は白い服を着て橋の上にたっていた。



「この川きれいですよね。
全く濁っていませんよ」



「え?」




彼女の言葉に戸惑う。



ちょっと待て、
いきなりの展開についていけない。

「あ、自己紹介まだでしたね。
私はナナ。15歳。
これからよろしくね、悠太くん。」


「あー。....って、ええー!?
ナナさん、行っちゃった…。」


美しい彼女、ナナさんは完璧な笑顔で去っていった。

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