予言写真
☆☆☆
あたしたちが准一の部屋を見てみたいと伝えると、准一のお母さんは快く承諾してくれた。
准一の部屋は二階の手前の部屋で、12畳ほどある広い場所だった。
そこにベッドと机とテーブルと本棚が置かれている。
その周りには本棚に入りきらなかった雑誌が散らばっていた。
「准一ってもっと几帳面なイメージだったなぁ」
部屋の中を見た美津がそう呟いた。
「そうだな。俺たちの知ってる准一なんて、ほんの一面だったんだろうな」
渉が部屋の中を見回してそう言った。
出会い系をするようには見えなかった准一。
部屋も、もっと整理整頓されていると思っていた。
だけどそれはあたしたちから見た准一の姿だったんだ。
誰にだっていろんな顔がある。
わかっていたハズなのに、少しだけ胸のあたりが痛んだ。
友達に見せている顔ってどのくらいなんだろう?
あたし自身意識して来なかった疑問が浮かんでくる。
「さ、ちゃっちゃと調べようぜ。准一に申し訳ないからな」
翔太の言葉を合図にして、あたしたちは准一の部屋を調べ始めたのだった。
あたしたちが准一の部屋を見てみたいと伝えると、准一のお母さんは快く承諾してくれた。
准一の部屋は二階の手前の部屋で、12畳ほどある広い場所だった。
そこにベッドと机とテーブルと本棚が置かれている。
その周りには本棚に入りきらなかった雑誌が散らばっていた。
「准一ってもっと几帳面なイメージだったなぁ」
部屋の中を見た美津がそう呟いた。
「そうだな。俺たちの知ってる准一なんて、ほんの一面だったんだろうな」
渉が部屋の中を見回してそう言った。
出会い系をするようには見えなかった准一。
部屋も、もっと整理整頓されていると思っていた。
だけどそれはあたしたちから見た准一の姿だったんだ。
誰にだっていろんな顔がある。
わかっていたハズなのに、少しだけ胸のあたりが痛んだ。
友達に見せている顔ってどのくらいなんだろう?
あたし自身意識して来なかった疑問が浮かんでくる。
「さ、ちゃっちゃと調べようぜ。准一に申し訳ないからな」
翔太の言葉を合図にして、あたしたちは准一の部屋を調べ始めたのだった。