予言写真
返信はせず、続けてメッセージを読み進めた。


《どうして返事をくれないの? 霊感なんて、嘘なんでしょ?》


《そもそも幽霊なんていない。自殺したら人間はそれで終わりじゃん。


幽霊とか霊感とか、なんで人を怖がらせるような事を言うの?


梢も渉も、狂暴してあたしたちを怖がらせて楽しんでたんでしょ!?》


3つ目のメッセージを最後に理子からのメッセージは途絶えていた。


あたしは眠気も忘れ、唖然としてその文章を読んだ。


理子が怒っている様子がありありと浮かんでくる。


「なんで、こんなに……?」


それにしても、こんなに怒るなんて思ってもみなかった。


闇丘について調べている時だって、理子は青い顔はしていたものの、文句なんて言っていなかった。
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