予言写真
それなら学校でいくらでもできたはずだ。

やっぱりおかしいと感じたあたしは渉を見た。


渉は「どうした?」と、聞いてくる。


「愛子が、理子に学校に呼び出されたって」


あたしは渉へ向けて説明した。


渉は首をかしげている。


だけど、このまま2人にしてはいけないという雰囲気は理解できたようだ。


「愛子、あたしも一緒に学校に行くからそこで待ってて!」


あたしはそう言って電話を切ると、渉と2人で学校へ向けて歩き出したのだった。
< 162 / 245 >

この作品をシェア

pagetop