予言写真
☆☆☆
生徒玄関へと向かいながらあたしは渉に連絡を入れた。
理子が外にいるかもしれないと伝えると、すぐに行くと言っていた。
靴を履き替え外へ出る。
グラウンドからは相変わらず体育部の声が聞こえてきている。
あたしはそのグラウンドが見える位置まで移動した。
しかし、その中に愛子と理子の姿は見えない。
部活の中に紛れていればきっとすぐに見つけられるのに。
「梢!」
呼ばれて振り向くと、渉が息をきらしながら走って来た。
「渉、2人ともいた?」
「いや、ここに来るまではいなかった。グラウンドは?」
「グラウンドにもいないみたい」
「なら、後は校舎裏か、体育館か……」
生徒玄関へと向かいながらあたしは渉に連絡を入れた。
理子が外にいるかもしれないと伝えると、すぐに行くと言っていた。
靴を履き替え外へ出る。
グラウンドからは相変わらず体育部の声が聞こえてきている。
あたしはそのグラウンドが見える位置まで移動した。
しかし、その中に愛子と理子の姿は見えない。
部活の中に紛れていればきっとすぐに見つけられるのに。
「梢!」
呼ばれて振り向くと、渉が息をきらしながら走って来た。
「渉、2人ともいた?」
「いや、ここに来るまではいなかった。グラウンドは?」
「グラウンドにもいないみたい」
「なら、後は校舎裏か、体育館か……」