予言写真
2か月
みんなで集合写真を撮ってから2か月が経過していた。
冬服から夏服へ代わり、それぞれ部活やバイトも初めて生活が落ち着き始める。
馴れない制服も学校も、もうみなれた景色になってきていた。
「今日は和夫は休み?」
昼休み、あたしと愛子と美津の3人でC組の理子のところへやってきた時、愛子が和夫がいない事に気が付いた。
C組の教室内がいつもよりも静かだと思ったら、チョコマカと動き回る和夫の姿がないからだった。
「そうみたい。風邪ひいたんだってさ」
理子がそう言い、お弁当のウインナーを口に含んだ。
「へぇ! あいつでも風邪ひくんだ?」
愛子が驚いたように目を丸くしてそう言った。
「それ、和夫がバカって意味?」
クスクスと笑いながら美津が聞く。
愛子は大きく頷いて「あいつが賢いようにみえる?」と、とても真剣な表情で聞いていた。
あたしはその様子に思わずふきだしてしまう。
たしかに、和夫が頭がいいとは思えない。
冬服から夏服へ代わり、それぞれ部活やバイトも初めて生活が落ち着き始める。
馴れない制服も学校も、もうみなれた景色になってきていた。
「今日は和夫は休み?」
昼休み、あたしと愛子と美津の3人でC組の理子のところへやってきた時、愛子が和夫がいない事に気が付いた。
C組の教室内がいつもよりも静かだと思ったら、チョコマカと動き回る和夫の姿がないからだった。
「そうみたい。風邪ひいたんだってさ」
理子がそう言い、お弁当のウインナーを口に含んだ。
「へぇ! あいつでも風邪ひくんだ?」
愛子が驚いたように目を丸くしてそう言った。
「それ、和夫がバカって意味?」
クスクスと笑いながら美津が聞く。
愛子は大きく頷いて「あいつが賢いようにみえる?」と、とても真剣な表情で聞いていた。
あたしはその様子に思わずふきだしてしまう。
たしかに、和夫が頭がいいとは思えない。