予言写真
☆☆☆
和夫の家は高校から近い場所にあった。
徒歩で15分ほどだ。
この間にあるコンビニに立ち寄り、それぞれ数百円ずつを出してお見舞いを買った。
簡単なフルーツと、栄養ドリンクだ。
それらを持ち、7人でゾロゾロと歩いて行く。
回りから威圧的な存在に見られないよう、できるだけ男女距離を開けて歩く事になった。
「ねぇ梢」
トンッと肩を叩かれて振りむくと、好奇心を顔に浮かべた理子がいた。
「なに?」
嫌な予感がしながらそう質問する。
「渉とは進展した?」
小声でそう聞いてくる理子。
あたしが渉に恋心を抱いていることは、女子たちの中ではもうとっくの前から知れ渡っていることだった。
なにせ、あたしの片想いは小学校高学年の頃から始まっているのだから。
和夫の家は高校から近い場所にあった。
徒歩で15分ほどだ。
この間にあるコンビニに立ち寄り、それぞれ数百円ずつを出してお見舞いを買った。
簡単なフルーツと、栄養ドリンクだ。
それらを持ち、7人でゾロゾロと歩いて行く。
回りから威圧的な存在に見られないよう、できるだけ男女距離を開けて歩く事になった。
「ねぇ梢」
トンッと肩を叩かれて振りむくと、好奇心を顔に浮かべた理子がいた。
「なに?」
嫌な予感がしながらそう質問する。
「渉とは進展した?」
小声でそう聞いてくる理子。
あたしが渉に恋心を抱いていることは、女子たちの中ではもうとっくの前から知れ渡っていることだった。
なにせ、あたしの片想いは小学校高学年の頃から始まっているのだから。