それでも君を愛してる
発症
‘‘それは、突然だった。’’ 




昼間、家でゆっくりと新聞を読んでると電話がけたたましく鳴り響いた。 読んでいた新聞を置き、よっこらせと一声かけて立ち上がり電話にでた。

「はい、藤咲です」

私は、自分の名をなのった。

すると、電話のおくから誰ともわからぬ声が聞こえた。

「藤咲さんのお宅ですね。私警察の者ですが、先程奥様が事故に合われまして病院に搬送されました。」

「……え?」

事態が全くわからなかった。

とにかく病院の住所を聞き急いで向かった。

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