二つの気持ち

時間が過ぎるのも忘れて、二人で話し込んだ。

移り変わる空が、自然に視界に入る。

ドリンクの追加を繰り返して、気付けば陽は沈んでいた。

お日様が残した、紅い炎が、名残惜しそうに空の色をなんとか茜色に染めていた。

それでも、数分経つと空の多くは、夜の色の藍色を多く映した。


紅と藍のグラデーションがとても綺麗で、今日の気紛れは当たりだったと思えた。

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