漆黒の薔薇
お、おお。一発ko。
「ひゅーさっすが萊!!かっこええ!!」
萊と言う男に拍手を送っている青髪の関西弁男。
ふと、他の3人を見るとそのうちの1人と目があった。
──ニヤリ
そいつが不気味に笑った瞬間寒気が走った。
嫌な予感……。
『あの、ありがとうございました』
「あまりこんな時間に出歩かない方がいいよ」
助けてくれた人はどうやら優しいようだ。
面倒見のいいお兄ちゃんみたい。
『何かお礼させてくれませんか?』
「いや、そういうのは遠慮しt「へぇ、お礼してくれるんだ〜?じゃあ遠慮なくしてもらおっかなぁ〜」って、豹!!」
さっき目があった男は豹と言うのか。
「ひとまず〜お礼の前に自己紹介しなーい?」
そうしてくれるとありがたいです。
それから、豹、の一言で自己紹介が始まった。