お前の隣は俺だから。
なんでまた来てんだよ
。.。:+*薫side。.。:+*
ったく、本当に俺の気も知らないで…
風呂から上がると、芽依が俺のベットに横たわって寝ていた
スヤスヤと気持ちよさそうに寝息を立てる芽依
ほんと、こいつは俺の気も知らないで…
しかもよく見ると、俺の白いシャツを握りしめて寝てやがる。
もうほんと…可愛すぎだろ…。
俺はいつからか幼なじみの芽依を好きになってた
明確なきっかけとかよくわかんねぇけど多分幼稚園くらいのとき、、
いや、もしかすると会った時からずっと好きだと言ってもおかしくない…
芽依はいつも笑ってて、たまに俺の言うことに反抗したりして、
でも優しくてあたたかくて、でもちょっと危なっかしくて…
それになりより、可愛い。
ぱっちり二重で鼻がちょこんとついた顔ももちろんだが、声とか雰囲気とか、こう、こいつを取り巻く全てが可愛い。
だから無条件にこいつはモテた。
クラスの男子で可愛い子の話題になるとすぐに名前があがるこいつ。
中学の時も、高校に上がったこの1年間も、こいつに彼氏ができないように俺は必死で裏で手を回した。