お前の隣は俺だから。



そう思ってたのに、如月くんは私の予想を反して、少し笑って答えた



「そんなの、前から知ってる。


俺より、薫が好きなことなんて、ずーーっと前から知ってるよ?



だから、今さら気持ち聞いても変わらないよ?


まぁ、キス先越されたっていうのは腹ただしいけどね…。


でも、大丈夫。


俺は絶対、いつか、薫を超えるから。


芽依ちゃんの中で、俺が1番になれるように頑張るから。


だから、付き合って?


っていうか、付き合おう。


俺がいつだって、芽依ちゃんを支える」




「…なんで??


如月くん、本物のバカだよ!!」


そういうと、如月くんはいつもみたいに爽やかに笑って



「そうだな?芽依バカだな?」


なんて言った



< 142 / 237 >

この作品をシェア

pagetop