お前の隣は俺だから。




「お待たせ!!」



「遅いぞ〜〜」



なんて言いながらも何一つ怒らずに私の日課を待ってくれてる。


最初なんて、手伝ってくれようとしてて、それはさすがに私が全力で止めた



これは私が好きでやってる仕事だし、マネージャーとしての役目でもあるから、如月くんにやってもらうわけにはいけない。



「もー俺のこともっと頼っていいのに」そう言いながら渋々折れてくれたんだっけ…


今日だって、私のカバンを持ってくれてる。



「かばん、ありがと」


そう言って取ろうとしても私が届かないように腕を上げてニヤニヤしている



からかってるようだけど、しっかり私の家まで持ってくれる



重いから、持ってくれてるんだよね…



本当に、相手に気を回すのが自然とできる人



そーいうところ、本当に尊敬だし、好きだなって思える。


こーやって、肩を並べて笑い合いながら帰るのは私の1日のうちの1番、幸せな時間かもしれない



< 144 / 237 >

この作品をシェア

pagetop