お前の隣は俺だから。



唇が離れると、如月くんは少し照れたように私から顔を背けて笑った



「やばい…めっちゃ恥ずいね」



少し沈黙が流れたあと、私は切り出した




「如月くん……」


私が名前を呼ぶと如月くんは「ん?」と言って私に顔を向けてくれた




うわ……目が合ったらドキドキしてやばい。




「あの…ね?


ずっと言えなかったんだけど……」



私がそう言うと、すごく不安そうな顔をした



あぁ、やっぱりすごく如月くんは不安だったんだよね。



そう思うと、早くこの気持ちを言いたい!



私は勇気を出して言った





「私……如月くんのことが好き。


本当に本当に大好きだよ」




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