お前の隣は俺だから。



つい数時間前


みんなで飯食って、そのあと部屋に戻ってから三分の一くらいが先に風呂へ行った



残りで部屋にいると、修学旅行のノリ的な感じになって恋バナになった



標的になんのはもちろん大翔と真哉で、真哉は割と前から惚気たりするし、

付き合ってもう長いからみんな興味を持つのは大翔の方だ。



「夏川ってやっぱ甘えて来たりすんの?」

「んー、まぁたまにね?」

「じゃあ、キスは?!どのくらいの頻度?」

「そんな質問すんなよ恥ずかしい」

「えー教えてくれてもいいだろ〜
じゃあ、夏川、可愛い?夏川のこと好き?」

「それも恥ずいわ

でもまぁ、めっちゃ可愛いし、めっちゃ好き」

「ひゅーーー惚気やがってこのヤロー」

「お前らが聞いたんじゃん」

「じゃあ〜ぶっちゃけ、

お前らってどこまでやってんの??」

「は?その質問はなし」

「えーいいじゃん!なぁ、どーなんだよ!」




俺はそこまで聞いてその場にいられなくなった



大翔が俺に気を遣ってくれてんのも分かったしそれになりより、俺が聞きたくねぇ。



真哉は藤咲の約束があるからって先に風呂入ったし。


ったく。やっぱ芽依と大翔はもうそういう関係なのか…?


もしそうだったらって考えて落ち込んでる自分もいれば


そんなの付き合ってんだから当たり前だろ。今してなくてもいずれはそうなる。

なんて冷静な自分もいる



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