お前の隣は俺だから。



苦しそうな顔をして寝ている芽依を見ると、どうしようもないぐらい切なくて愛しい気持ちになる。



芽依にとっては大翔との思い出が詰まってんだよな。



あのネックレスには…



俺にとっては悲しいものでしかないけど。



仕方ねぇな。見つけてやるか…



これが引いて見守る立場の宿命だよな。



そう思いながら俺は必死にネックレスを探した




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