お前の隣は俺だから。
丘についても他愛のない話で盛り上がって
夜景、綺麗だね〜なんて言いながら寄り添う
これぞ幸せで、落ち着ける。
私の居場所はここなんだって思える
「芽依…俺と付き合ってくれて、本当にありがとう。
マジで感謝してる」
「うん。私もだよ?」
「でもさ、
もう、我慢しないで?」
…………え??
「……どういうこと?」
「芽依が俺のこと、好きでいてくれてるの、すっごく伝わる。
それが俺にとっては幸せだよ?
でも、やっぱ薫には勝てないよね?」
「…ぇ?
薫??なんで??」
「芽依は自分でも気づいてないのかもしれないし、俺と付き合ってる使命感とかもあるしさ、
それで、自分の気持ちに無意識的に蓋してんだよ
正直になってみて??」
私はそう言われながら考え直した