お前の隣は俺だから。
そのキスは全然乱暴なんかじゃなくて、
ガラスを扱うみたいに優しくて
その唇から薫の想いが伝わるような…そんなキス
私はそのキスを味わうように目を閉じて薫の首にに腕を回した
それが合図かのように薫は何度も何度も角度を変えて優しく啄ばむようなキスをくれた
キスってこんなにも気持ちよかったっけ…
力入らないし、なんかとろけそうだ。
長かったキスがおわって薫の顔を見ると、
「そんな顔で見んな。」
なんて言われてしまった
そんな顔ってどんな顔よ!なんて言おうかと思ったけど、
あまりにも薫が優しく笑ったからびっくりして何も言葉が出なかった
「芽依…
絶対大事にする。今まで一緒にいられなかったぶん、嫌ってほど一緒に居てやる。
幼なじみとして、じゃなくて、今度は
恋人として。
俺と付き合えよ。芽依」