お前の隣は俺だから。
「ちょっとずつ…??」
「そうそう」
そう言って美優が意味ありげに笑った
練習試合が無事終了して、終礼も終わった
はぁ〜〜ドキドキする……
さっき美優から提案された作戦は
一緒に帰ろうって私が誘って、それから帰り道に好きな人の情報を聞くこと
だった…だけど、、、
実際に帰りに誘うとなってもいつもは女の子と帰ってるし…てゆうか、遊んでるし…
しかも、好きな人のこと聞くなんて、
いろんなことに敏感な薫なら色々と気づかれそう……
はぁ〜〜とりあえず緊張しすぎてカッチンコッチンだ…
私がそんなこと考えながら体育館のモップをかけていると、真哉くんが部室から出てきた
「美優〜!帰るぞ〜〜!!」
窓とカーテンを閉めてた美優にそう声をかけた
美優も少し表情を柔らかくして
「はいはい。ちょっと靴箱で待ってて」
なんて言ってる。ツンデレだな〜〜
2人きりになったらデレの部分が多く見えるのかなぁ♡
なんて1人で考えてたら背中を叩かれた