お前の隣は俺だから。
「お前は脱がねぇの?そのパーカー」
ほら、やっぱり。ゆうと思った。
「別にいいでしょ??!
これ脱ぐとか、恥ずかしすぎるもん。」
だいたい。こんな下着同然の格好できるかっつうの!!
薫の変態!!!
私が少し頬を膨らましていると、もっと意地悪な顔をして笑った
「まぁ、お前の体型じゃ脱げねぇよな。
幼児体型だし、誰かに披露するような体型じゃねぇか?」
………。
分かってた。いつもの本気半分冗談半分のいじりだってことも…。
分かってたつもりだったのに…。
やばい。なんか泣きそうだ…。
私だってすっごい気にしてたことだったのに。
なんでそんな簡単に口にしちゃうの…。
私はこれ以上、この場にいることができなくてそこから逃げ出した。