お前の隣は俺だから。

「大事な子が傷ついてんの見たくないから」


如月くんはそう言って、抱きしめたまま私の頭を撫でた。



なんでこんなに如月くんは安心感があるんだろう。



なんでこんなに如月くんはあったかいんだろう



「ありがとう…」


私はそう言って、如月くんに甘えて少しだけ、また涙を流した。



しばらくそうしていると、如月くんが私の両肩に手を置いてお互いの顔が見える距離まで離した



すると、少し照れたように笑った



「なんか、改めて顔合わせたら恥ずいね。」



そう言って少し顔を赤くするから、私はそれに合わせて真っ赤になった。



なにこれ……恥ずかしい〜〜///



私が照れすぎて俯いていると、



「そういえばさっきの事だけどさ、


夏川さんは、何にも恥ずかしいようなスタイルじゃないと思う。


ってゆうかむしろ、逆だよ…」



「…ぇ？」



全く予想外のことを口にする如月くんに少し驚いて、私はゆっくり顔を上げた、



すると、真剣な顔つきをした如月くんと目があった。