お前の隣は俺だから。
「だからさ…。
恥ずかしがる必要とか、全然ないよ?
俺、夏川さんがスタイル良すぎて恥ずかしくて、直視できないくらいだったんだから。」
なんてことまで言うから、思わず笑ってしまった
「如月くんって優しいんだね。
そんな、そこまで言ってくれて、本当ありがとう
でも、そんな慰めなくてもいいよ?
ほんとは、分かってたことなの。
実は自分でも気にしてたから、薫に図星なこと言われて、ショック受けただけ…」
私がそう言うと、如月くんは困った顔をして、首を横にゆっくりと振った。
「はぁ〜〜。
分かってないね。夏川さんは。
もっと自信持って?ほんと、綺麗だから。
これ、脱ぎたくないなら無理にとは言わないけど、俺は、周りのどんな子よりも、夏川さんはスタイルいいと思う。
だから、自信持って!!!」
そう言って、私の頭にポンっと手を置いた。
そしてそのあと、
「でもやっぱ嘘かな…」
と、意地悪な顔をして呟いた
「……?」
私が頭の上にいくつもはてなマークを浮かべていると…
「やっぱ見たいな。
夏川さんがパーカー脱いだとこ…」
と、言って、いつもの爽やかスマイルではなくて、色気にあふれた笑顔を見せた。