お前の隣は俺だから。
「じゃ、みんなのとこ、行こう？」
向こうを向いたままそう言って、私の手を握った。
なんかすっごいドキドキしてる…？？
如月くんに手を引かれながら、後ろ姿を見て、いつもよりも何倍も心臓がドクドクいってるのを感じた。
みんなが見えるところに出ると、私たちはかなり注目を浴びた。
そりゃそうだよね…
すっごい人気の如月くんが私なんかの手を引いてるんだから…
どうしよう。みんなの視線がイタイ！！
そう思っていると、如月くんが急に振り返った
油断してた私はまた一気に心臓が激しく動き始めた
「やっぱ、脱がすんじゃなかった。」
と如月くんは少し恥ずかしそうに私に囁いた
え……？？？
