お前の隣は俺だから。




私がよく分からない顔をしていると、




「だって、

夏川さんのことみんな見てるじゃん?



………俺だけがよかった///」






そう言われて私の顔はきっとユデダコ状態。



そんな私を気にせず如月くんは私の手を引いたまま、バスケ部のところへ戻った




戻って1番に薫と目があったけど、私はすぐにそらした。



だけど、ビーチバレーをしてても思い出すのは、その一瞬目が合った瞬間に、


薫が見せた、切なそうな、寂しそうな、



そんな表情だった。




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