お前の隣は俺だから。
「ほぉほぉ……
デートも楽しかったし、如月くんのことは好きだけど、薫くんが忘れられないと…。
それから、如月くんに今日告白されて、返事に困ってると…。
で、そんな自分が最低なんじゃないかってことね??」
私がグダグダ話したことを短く要約してくれた美優に私はうんうんと頷いた
「でもさ、そんなのよくあることじゃない?」
「え??」
「芽依は、1人しかまだ好きになったことないから、分からないのかもしれないけど、
ずーっと好きだったでしょ??薫くんのこと。
だから、そんなの、急に忘れられないに決まってるじゃない!
思いが長かったぶん余計にね?
それは普通のことだよ?芽依…。
まぁ、如月くんの返事、芽依がしっかり考えたらいいと思うけど、私の意見としてはね?
最近、芽依、可愛くなったのよ?
それは、如月くんが芽依のこと、大事に思ってくれてて、いつも笑顔にしてくれてるからだって思ってる。
ずっと、薫くんのこと、応援してきたし、薫くんと付き合えることが1番の幸せなんじゃないかって思ってはいたんだけど、
でも、薫くんのことでたくさん悩む芽依も見てきて、今、思うことは、
如月くんと幸せになった方が、芽依にとってはいつも幸せなのかなって思うの。
それに、付き合っていけば、薫くんのこと、忘れるかもしれないしね?
まぁけど、これは、あくまで私の意見だから!
芽依がゆっくり考えて、決めたらいいと思うわよ?」