★ 大丈夫だなんて言うなよ ★【完】
アイツはベットに座っている私の胸元に

手を伸ばしてきて

ワイシャツのボタンを

ひとつ、ふたつ、外した。



恥ずかしさよりも

デートをしていない、と聞いて

ほっとしたのと、

まんまと騙された気まずさで

気持ちがすっかり迷子になり

気づいたら、アイツを見上げていた。

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