日向くんを本気にさせるには。
海ちゃんが言ってたことが頭の中でループしてる…
大切なことはすぐに忘れるくせに
嫌なことは全部鮮明に覚えてる…
「あぁ…悪いくせだ…。」
負のループにどんどんはまる…
最近考えることは日向くんと海ちゃんのことばかり…
考えないようにしてても
授業中とかなんでもない時とか
すぐに考え込んじゃう……
「こんなことなら海ちゃんの話聞いて
バッサリ振られてこればよかった…。」
海ちゃんの話を全部聞いて
日向くんの気持ちが完全にわたしに無いってわかれば
きっぱり諦められたかもしれない…なんてこと考えてたり…
「いっそ…告白して当たって砕けるのもありか…。」
なんて…そんなことできないけど
「へー、瀬崎お前誰かに告るの?」
「うーん…当たって砕けるのもありかな、みたいなね。」
「砕ける前提なのかよ?」
「うん、そうだね…。」
って、ちょっとまて、
わたしさっきまでひとりだったよね?
なんかわたしの独り言に乱入してきたやつがいる
しかもちゃっかりわたし話ししちゃってるし