日向くんを本気にさせるには。
「ま…って…わたしいま現実の世界にいる…?それとも夢の中とか…?」
「……いつもみたいに素直に受け止めてくれればいいんだけど。」
もはや思考停止寸前………
「う…いひゃい…」
「……ほら、こうして頬引っ張っても痛いんだから現実。」
日向くんにほっぺ引っ張られて痛い…
だからこれは現実…だ
「じゃあ…目の前の日向くんは偽物…?」
「……今日に限って雫の頭がやられてるね。雨だから?」
「カンケーないです……。」
えええっと…なんかもーわけわかんなくなって…
「……んじゃ、僕の彼女になって。」
「へ……かの…じょ…、」
「……そ、僕の彼女にならない?」
「彼女って…あの彼女…?」
「……他にどの彼女があるのか知りたいくらいだね。」