日向くんを本気にさせるには。
「…ね。そんな離れてないでこっちおいでよ。」
「っ…、」
きっとこのまま日向くんの言う通りにしたらわたしは戻れなくなる
彼の近くで…彼に触れたら…
もう離れられなくなる…
「…おいで。」
近づいたらダメって警告してるのに…
身体は欲するままに動いてしまって
きっと…もう逃げられない
━━━━━━━━ギシッ…
ベッドがきしむ音…
わたしを見つめる日向くんの瞳…
スッと腰に回る日向くんの腕…
鼻を掠める日向くんの匂い…
日向くんの全てがわたしをおかしくさせるんだ
あっという間にわたしの身体は日向くんに包まれた
「…いい子だね。」