日向くんを本気にさせるには。



「え、なんで黙っちゃ…」


「……雫?」


っ……ダメ…これは反則だよ日向くん
いきなり下の名前で呼ぶなんて…っ

甘い甘い囁きにくらっときた…


「……しーずく。」


「ひゃぁ…っ」


耳元で囁く声に身体が変な風に反応して変な声出ちゃったよぉ…



「…なんでそんな可愛い声出すの?」


「そ、それは日向くんが耳元で呼ぶから…だよ…っ。」



「へー…耳弱いの?」


弱いってわけじゃない…ただ日向くん限定ってやつで…


「弱くない…っ。」


「…嘘つき。」



耳たぶに日向くんの唇が触れて
くすぐったい…



「んっ…やだ…耳元で話しちゃダメ。」


「…可愛い。」


日向くんが近くにいるってわかるだけで身体が無駄に反応してしまう…

< 32 / 387 >

この作品をシェア

pagetop