日向くんを本気にさせるには。
ぬぁぁぁ…裏切られたよぉぉ…!
ガックシ落ち込みつつ、いつまでもプリント持ってるわけにもいかないから
日向くんにあたらないように机の隅っこにプリントを置いた
「はぁぁぁ…。」
「またため息か?」
「もうほんとやだ。」
「なにが?」
「朔が。」
「えぇ、俺かよ!」
「うそうそ。」
「よくわかんねーやつ。」
よくわかんなくて結構だもん
なんて…朔と会話してたら
ツンッて背中に何か当たった気がして
身体をピクッて反応させて
そっと後ろに振り返った