日向くんを本気にさせるには。



ぬぁぁぁ…裏切られたよぉぉ…!


ガックシ落ち込みつつ、いつまでもプリント持ってるわけにもいかないから


日向くんにあたらないように机の隅っこにプリントを置いた


「はぁぁぁ…。」


「またため息か?」


「もうほんとやだ。」


「なにが?」



「朔が。」


「えぇ、俺かよ!」


「うそうそ。」


「よくわかんねーやつ。」


よくわかんなくて結構だもん



なんて…朔と会話してたら

ツンッて背中に何か当たった気がして


身体をピクッて反応させて



そっと後ろに振り返った

< 59 / 387 >

この作品をシェア

pagetop