日向くんを本気にさせるには。



と、同時に思いっきりしりもちついて
後ろからその場に転んだ



「うぅ…いったぁぁ…。」


「雫!大丈夫!?」



「足やられたぁぁ…。」


痛い痛いよこれ…!足痛いしお尻も痛いし



「ちょっと、大丈夫!?いったんタイム!」


「み、美緒ってば心配しすぎだよ。」



「バカ、あんな早い球足にあたったんだから心配するでしょーが!」


美緒はほんとに優しい
昔からいつもそう


普段はそんなわかんないけど



だけど美緒はわたしのことを自分のことみたいに大事にしてくれる



だからわたしはそんな美緒が大好きなんだ



「大丈夫?ってか立てそう?」


「んー、なんかしりもちついて立てそうにない…。」


足も痛いし、うまく力が入んない

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