嘘は取り消せない
「ほ、たる、ひとこと、だけ、だよ?
ちゃ、んと、きいて、ね」
「あぁ」
どんな言葉だって受け入れよう
拒絶されても、罵倒されても
桜の言葉なら………………
_______________あいしてる
そういった桜の顔はとても穏やかで
しっかり俺を見ていて
拒絶なんてしない
罵倒なんてしない
「俺も愛してる、だから、いくなよ」
「うん……、さい、ご、くら……い、
かお、を、みたか、たなぁ」
俺の視界が歪んでいって
桜も涙を流していて
「先生!これ以上は無理です!
倉科さんの心拍が!」
「もう、手遅れだろう」
_______________ピ、ピ、ピ、ピーー…………
「さくちゃん、どこいっちゃうの?
約束だったでしょ?」
「桜、もう帰ってこないの?」
「いつもみたいに笑ってくれよ」
「大丈夫だって、な?」
「迷惑だって思ってないから」
「桜……、なぁ、桜」
俺達がどれだけ声をかけても、
返ってこない返事
「もう1回、名前を呼んでくれよ………」
もう1回だけでも、いいから
ちゃ、んと、きいて、ね」
「あぁ」
どんな言葉だって受け入れよう
拒絶されても、罵倒されても
桜の言葉なら………………
_______________あいしてる
そういった桜の顔はとても穏やかで
しっかり俺を見ていて
拒絶なんてしない
罵倒なんてしない
「俺も愛してる、だから、いくなよ」
「うん……、さい、ご、くら……い、
かお、を、みたか、たなぁ」
俺の視界が歪んでいって
桜も涙を流していて
「先生!これ以上は無理です!
倉科さんの心拍が!」
「もう、手遅れだろう」
_______________ピ、ピ、ピ、ピーー…………
「さくちゃん、どこいっちゃうの?
約束だったでしょ?」
「桜、もう帰ってこないの?」
「いつもみたいに笑ってくれよ」
「大丈夫だって、な?」
「迷惑だって思ってないから」
「桜……、なぁ、桜」
俺達がどれだけ声をかけても、
返ってこない返事
「もう1回、名前を呼んでくれよ………」
もう1回だけでも、いいから