嘘は取り消せない
秋月side
倉科さんが抜けてから3分
何してるんだよ
こんなに待たせるなんて
それから5分待っても帰ってこなかった
流石にイライラしてくる
俺だって暇じゃないのに
「お待たせしてすみません」
やっと帰ってきた
「ほんとだよ、俺だって暇じゃないんだから」
「そうですよね、ごめんなさい」
笑顔で返ってくる言葉
そしてまた問題に取り掛かる
俺はそれを見ている
わからないところを教える
ただこの作業の繰り返し
だけど今日はなんかおかしい
いつもより間違いが多い
そしてどうしておかしいのか
気づけなくてイラつく
「ねぇ、さっきも言ったけど集中してないよね
明らかに間違いが多いんだけど」
「そうですか? いつもこれくらいかと」
平然と帰ってくる言葉
は?
いつもこれくらい?
そして俺の感情が爆発する
「3年前はこんな凡ミスしなかっただろ
前の授業でもこんなミスはなかった
何なんだよ
イライラすんだよ、平然としやがって
どうせ俺のことも遊びだったくせに」
「……っ……………」
何か言いたそうな顔をする桜
だけどそんなのお構い無しに言葉を並べる
「桜はいいよな 別に何やっても許される
俺とは違って家族に愛されてる
だから俺のこと振っても別に誰も咎めない
ふざけんじゃねぇぞ
どうせ3年前に付き合ってたのも
俺が可愛そうだったからとかじゃないのかよ
いい子ちゃんぶりやがって」
今までのストレスが爆発する
桜と別れてからのストレス
さんざん悩んで、苦しんで、踠いて
どれだけ悩んだか分かんねぇんだよ、お前には
倉科さんが抜けてから3分
何してるんだよ
こんなに待たせるなんて
それから5分待っても帰ってこなかった
流石にイライラしてくる
俺だって暇じゃないのに
「お待たせしてすみません」
やっと帰ってきた
「ほんとだよ、俺だって暇じゃないんだから」
「そうですよね、ごめんなさい」
笑顔で返ってくる言葉
そしてまた問題に取り掛かる
俺はそれを見ている
わからないところを教える
ただこの作業の繰り返し
だけど今日はなんかおかしい
いつもより間違いが多い
そしてどうしておかしいのか
気づけなくてイラつく
「ねぇ、さっきも言ったけど集中してないよね
明らかに間違いが多いんだけど」
「そうですか? いつもこれくらいかと」
平然と帰ってくる言葉
は?
いつもこれくらい?
そして俺の感情が爆発する
「3年前はこんな凡ミスしなかっただろ
前の授業でもこんなミスはなかった
何なんだよ
イライラすんだよ、平然としやがって
どうせ俺のことも遊びだったくせに」
「……っ……………」
何か言いたそうな顔をする桜
だけどそんなのお構い無しに言葉を並べる
「桜はいいよな 別に何やっても許される
俺とは違って家族に愛されてる
だから俺のこと振っても別に誰も咎めない
ふざけんじゃねぇぞ
どうせ3年前に付き合ってたのも
俺が可愛そうだったからとかじゃないのかよ
いい子ちゃんぶりやがって」
今までのストレスが爆発する
桜と別れてからのストレス
さんざん悩んで、苦しんで、踠いて
どれだけ悩んだか分かんねぇんだよ、お前には