嘘は取り消せない
「私だって死ぬ覚悟してた!」
「もう話すことはないと思ってた!」
「私がどんだけ悩んでるか知らないくせに
知ったような口聞かないでよ!」
私が今まで悩んで、
蛍と別れる時も悩んで、
今も悩んで、
そして今、目に涙が浮かんであることに
気づく
「知るかよ……………」
「そんなこと知るかよ!
お前が何も言わずに離れてったんだろ!」
「泣けば許されると思ってるのかよ…
何なんだよ、お前そんなんだったんだな」
泣けば許されるなんて思ってない
泣いて許されるくらいならどれだけでも
泣いてやる
そう言おうとした時、蛍が言葉を被せる
「どうせお前のことなんてなんも思ってない
大嫌いだ もう顔も見たくないほど
家族もめんどくさいとか思ってるだろうな
お前は嘘つきで最低な奴だから」
「…………っ!」
その言葉に私は何も考えずに抵抗した
「うるさい、うるさいうるさい!
そんなの私が一番わかってる!
家族に迷惑かけてることも知ってる!
だから最低限心配かけないように、
迷惑かけないように嘘ついてる!
だけどそれの何が悪いの!?」
「どうせいつ死ぬかわからない人間が
何か出来るわけでもないけどさ!
少しでも負担をなくしてあげたい!
死んだ後、悲しまないように、
新しい人を見つけて、私のことを
忘れてくれるように人が
頑張ってるのに!」
私が蛍のことをどれだけ悩んで決断したかも
知らないくせに!
「じゃあ、死ねよ」
蛍から発せられた冷たい声、言葉に
目を見開く
「いつ死ぬかわからないんだろ」
「じゃあ、もう存在すんなよ」
「お前と同じ空間にいたくない」
それは不安定だった私の心を切り刻むには
最適な刃物で
私はカバンをつかみ部屋を出ていった
それからどうやって帰ったのか覚えてない
ただ一つ覚えてるのは、
いち早く、蛍から離れたかったことだけ……
「もう話すことはないと思ってた!」
「私がどんだけ悩んでるか知らないくせに
知ったような口聞かないでよ!」
私が今まで悩んで、
蛍と別れる時も悩んで、
今も悩んで、
そして今、目に涙が浮かんであることに
気づく
「知るかよ……………」
「そんなこと知るかよ!
お前が何も言わずに離れてったんだろ!」
「泣けば許されると思ってるのかよ…
何なんだよ、お前そんなんだったんだな」
泣けば許されるなんて思ってない
泣いて許されるくらいならどれだけでも
泣いてやる
そう言おうとした時、蛍が言葉を被せる
「どうせお前のことなんてなんも思ってない
大嫌いだ もう顔も見たくないほど
家族もめんどくさいとか思ってるだろうな
お前は嘘つきで最低な奴だから」
「…………っ!」
その言葉に私は何も考えずに抵抗した
「うるさい、うるさいうるさい!
そんなの私が一番わかってる!
家族に迷惑かけてることも知ってる!
だから最低限心配かけないように、
迷惑かけないように嘘ついてる!
だけどそれの何が悪いの!?」
「どうせいつ死ぬかわからない人間が
何か出来るわけでもないけどさ!
少しでも負担をなくしてあげたい!
死んだ後、悲しまないように、
新しい人を見つけて、私のことを
忘れてくれるように人が
頑張ってるのに!」
私が蛍のことをどれだけ悩んで決断したかも
知らないくせに!
「じゃあ、死ねよ」
蛍から発せられた冷たい声、言葉に
目を見開く
「いつ死ぬかわからないんだろ」
「じゃあ、もう存在すんなよ」
「お前と同じ空間にいたくない」
それは不安定だった私の心を切り刻むには
最適な刃物で
私はカバンをつかみ部屋を出ていった
それからどうやって帰ったのか覚えてない
ただ一つ覚えてるのは、
いち早く、蛍から離れたかったことだけ……