嘘は取り消せない
家に帰り、部屋に籠る
今は誰にも会いたくない
頭が痛い、体が怠い、吐き気がする、
寒い、苦しい…………………
「………………ゴホッ」
手のひらには血
「再発か……」
これをほって置いたら死ねるかな
誰にも迷惑をかけないかな
楽になれるかな
もうこんな辛い思いをするんだったら
生きる意味なんてないよね
すると小さくノックが聞こえた
「桜姉?」
「………湊」
「大丈夫?」
「ごめんね、今はそっとしておいてくれると
嬉しい」
「分かった ご飯の作り置き、置いとく」
「ありがとう」
そして一晩ずっと考えてた
どうしたら一番いいのか
「おはよう!」
「あ、桜姉! 大丈夫?」
「うん! 心配かけてごめんね」
「俺も心配したからな」
「ごめんね、お兄ちゃん
あと、あのね…………………」
「ん?」
「今日から塾休んでいいかな」
「分かった 塾長には連絡しておく」
「ごめんね ありがとう」
「別にいいさ」
一つ目、塾に行かない
蛍は私に会いたくないと言った
だったら合わなくていい方法はこれだけだ
そして二つ目
「桜姉、体調悪かったりしないよね?
昨日籠ってたから」
「ん?大丈夫! 勉強のし過ぎで眠たくなった
だけだから」
二つ目、病気の再発の可能性は誰にも
言わないこと
余計な心配をかけたくないから
これが私が考えた中での最善策だった
そして残る問題は九ノ瀬君のこと
だけどこの時、外へ出たのが間違いだったんだ
今は誰にも会いたくない
頭が痛い、体が怠い、吐き気がする、
寒い、苦しい…………………
「………………ゴホッ」
手のひらには血
「再発か……」
これをほって置いたら死ねるかな
誰にも迷惑をかけないかな
楽になれるかな
もうこんな辛い思いをするんだったら
生きる意味なんてないよね
すると小さくノックが聞こえた
「桜姉?」
「………湊」
「大丈夫?」
「ごめんね、今はそっとしておいてくれると
嬉しい」
「分かった ご飯の作り置き、置いとく」
「ありがとう」
そして一晩ずっと考えてた
どうしたら一番いいのか
「おはよう!」
「あ、桜姉! 大丈夫?」
「うん! 心配かけてごめんね」
「俺も心配したからな」
「ごめんね、お兄ちゃん
あと、あのね…………………」
「ん?」
「今日から塾休んでいいかな」
「分かった 塾長には連絡しておく」
「ごめんね ありがとう」
「別にいいさ」
一つ目、塾に行かない
蛍は私に会いたくないと言った
だったら合わなくていい方法はこれだけだ
そして二つ目
「桜姉、体調悪かったりしないよね?
昨日籠ってたから」
「ん?大丈夫! 勉強のし過ぎで眠たくなった
だけだから」
二つ目、病気の再発の可能性は誰にも
言わないこと
余計な心配をかけたくないから
これが私が考えた中での最善策だった
そして残る問題は九ノ瀬君のこと
だけどこの時、外へ出たのが間違いだったんだ