嘘は取り消せない
湊side

今日は部活を休み、家族全員で桜姉の
お見舞いに行った

「桜姉、おはよう」
「湊君? おはよう」
「母さん達もいるよ」
「おはよう 今日もありがとう」
笑顔で迎えてくれる桜姉は体を起こせるほど
今は状態が安定していた

「あれ、九ノ瀬君は来てないのかい」
「うん、まだ来てないみたい」



すると廊下から足音が聞こえた
「九ノ瀬さんかな」



扉が開いた
「え………」
なんで、



「お久しぶりです 樹さん、湊、千尋さん
誠さん」


なんで、


「久しぶりだな、蛍君」



目の前にいるのは俺の憧れてた人
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