嘘は取り消せない
そんなことは分かってる
「分かってるさ、俺がもう必要ないことは」
「だったら何で、ねぇ、なんで?」
虚ろなひとみで問いかける
そっか、最初から俺のことなんて
見ちゃいない
あぁ、こいつ
「お前、俺のことなんて好きじゃないだろ」
「は?」
「お前は、人を愛すことが出来る自分が好き
なんだな そして、人に愛される自分が」
「え、何言ってるかわからないよ
お前って何、前みたいに呼んでよ」
「じゃあな、もう視界に入るなよ」
「いやぁ、せっかく、お父さんに、
バレないように、組み立てて、計画して、
警察には、友達が、死ぬかのように、
演技して、大嫌いなあの子の、
名前を叫んだのに………」
1人でずっと呟き続ける目の前のやつ
「そっかァ、あの子に
洗脳されちゃったんだね」
「秋月君は、こんな人じゃないもの」
「ねぇ、九ノ瀬君に、倉科さんを
任しちゃダメだよ」
「あの人は人殺しだからね」
「私が守ってあげるよ」
「伊奈帆みたいに殺されないように」
「ね、私の方が使えるよ」
「奴隷にだってなるよ」
「だから捨てないでよ」
_______________煩い
_______________汚い
こいつの心の中が見えるように、考えが
わかる
本当に、俺も汚いなぁ
こうやって考えたことがあるから理解が
できる
桜に捨てられたと思ってた日
「いいか、九ノ瀬は人は殺してない」
「殺せない、あいつは優しすぎるからな」
「あと、何回も言うけど俺はお前が嫌いだ」
「うるさい女も、汚い女も、」
「じゃあな、次近づいたらお前のことを
俺の中から消すかもな」
それだけ言い残して、公園をあとにする
あれだけ言えばいいだろう
ああいう奴は大切に思ってる人間に
嫌われること、存在が否定されることが
一番嫌いだと思う
だって、俺がそうだったから
「分かってるさ、俺がもう必要ないことは」
「だったら何で、ねぇ、なんで?」
虚ろなひとみで問いかける
そっか、最初から俺のことなんて
見ちゃいない
あぁ、こいつ
「お前、俺のことなんて好きじゃないだろ」
「は?」
「お前は、人を愛すことが出来る自分が好き
なんだな そして、人に愛される自分が」
「え、何言ってるかわからないよ
お前って何、前みたいに呼んでよ」
「じゃあな、もう視界に入るなよ」
「いやぁ、せっかく、お父さんに、
バレないように、組み立てて、計画して、
警察には、友達が、死ぬかのように、
演技して、大嫌いなあの子の、
名前を叫んだのに………」
1人でずっと呟き続ける目の前のやつ
「そっかァ、あの子に
洗脳されちゃったんだね」
「秋月君は、こんな人じゃないもの」
「ねぇ、九ノ瀬君に、倉科さんを
任しちゃダメだよ」
「あの人は人殺しだからね」
「私が守ってあげるよ」
「伊奈帆みたいに殺されないように」
「ね、私の方が使えるよ」
「奴隷にだってなるよ」
「だから捨てないでよ」
_______________煩い
_______________汚い
こいつの心の中が見えるように、考えが
わかる
本当に、俺も汚いなぁ
こうやって考えたことがあるから理解が
できる
桜に捨てられたと思ってた日
「いいか、九ノ瀬は人は殺してない」
「殺せない、あいつは優しすぎるからな」
「あと、何回も言うけど俺はお前が嫌いだ」
「うるさい女も、汚い女も、」
「じゃあな、次近づいたらお前のことを
俺の中から消すかもな」
それだけ言い残して、公園をあとにする
あれだけ言えばいいだろう
ああいう奴は大切に思ってる人間に
嫌われること、存在が否定されることが
一番嫌いだと思う
だって、俺がそうだったから