嘘は取り消せない
樹side
仕事帰り
いつもそのまま病院に行っていたけど
今日は少し寄り道をした
_______________もう遅いし、誰もいないか
なんて思いながら病室扉を開けると
「あ、樹さん こんばんは」
「こんばんは」
「樹兄」
「樹も、同じ事考えてたのね」
「流石だな」
全員揃っていた
「じゃあ、樹のその手に持っているものを
広げて」
え、ちょ
「中身わかってるの!?」
「え、ケーキでしょ?」
「樹さんも、倉科さんの誕生日を
祝うんですよね?」
そう
今日よったのはケーキ屋
本来ならもう桜の誕生日は過ぎてる
いろんな事件があったから
本当は誕生日に、10月16日に
祝ってあげたかったけど………
「ほら、桜 外のイルミネーション綺麗だぞ」
もうすぐクリスマス
イルミネーションが飾られる中、
やって上げたかった
「桜…………」
蛍君と俺だけが知ってること
桜と、蛍君が付き合ったのが
イルミネーションの下だった
ありきたりでしょ、なんて幸せそうに
笑いながら教えてくれた
桜、お前を待ってる人が沢山いるんだ
みんな、桜が帰ってこないと幸せには
なれないんだ
桜が揃ってこその幸せなんだよ
だから、早く帰っておいで
仕事帰り
いつもそのまま病院に行っていたけど
今日は少し寄り道をした
_______________もう遅いし、誰もいないか
なんて思いながら病室扉を開けると
「あ、樹さん こんばんは」
「こんばんは」
「樹兄」
「樹も、同じ事考えてたのね」
「流石だな」
全員揃っていた
「じゃあ、樹のその手に持っているものを
広げて」
え、ちょ
「中身わかってるの!?」
「え、ケーキでしょ?」
「樹さんも、倉科さんの誕生日を
祝うんですよね?」
そう
今日よったのはケーキ屋
本来ならもう桜の誕生日は過ぎてる
いろんな事件があったから
本当は誕生日に、10月16日に
祝ってあげたかったけど………
「ほら、桜 外のイルミネーション綺麗だぞ」
もうすぐクリスマス
イルミネーションが飾られる中、
やって上げたかった
「桜…………」
蛍君と俺だけが知ってること
桜と、蛍君が付き合ったのが
イルミネーションの下だった
ありきたりでしょ、なんて幸せそうに
笑いながら教えてくれた
桜、お前を待ってる人が沢山いるんだ
みんな、桜が帰ってこないと幸せには
なれないんだ
桜が揃ってこその幸せなんだよ
だから、早く帰っておいで