年下の君はバンドマン
ー次の日ー


「あ、結菜さーーーん!」


「お待たせ〜、結構待った?」


笑顔で集合場所から手を振ってる眞也君に少し遅れて到着した私は駆け寄った。



相変わらずの茶髪に片方だけしてあるリングのピアスは普段よりチャラく見える。


服装は軽装でバンドのTシャツにライブでたくさん履いているように見える膝の下くらいの丈の長さのハーフパンツだ。



「全然待ってないっす。へぇ〜結菜さんってライブの時そんな格好するんだ」



興味津々に私の服装をまじまじと見てくるからなんだか恥ずかしくなってしまう。



私の格好も眞也君と同じような軽装だ。


しかも眞也君の履いてるハーフパンツと色は違うが同じ種類だった。



「ライブは動きやすさが1番でしょ」



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